140字じゃ無理なので

140字じゃおさまらない、あふれだしてしまったものたち。

後藤真希・田中れいな・鞘師里保、エースの親和性

映像を通してではあるけれど、初めて後藤真希鞘師里保が同じステージ上にいるところを見たときには

エモさとかそんなのを感じている余裕がわたしにはなく、ただひたすらに困惑していた。

たぶん、眉間にシワ寄せてガン見してたと思う。

時空の歪みでも発生してる…?

本当にこんな感情で、うれしい!とか、感動!とかすっ飛ばしてしまっていた。

正直、今見ても意味わかんないんだよね、ちょっと…

 

わたしの中で、鞘師に出会ってから再びモーニング娘。のことを考えるようになって

あるとき、後藤真希鞘師里保の存在感がふとつながる瞬間があった。

それは、境遇として「エース」という立場だったり(これは周りが言うことだけど)、思ったよりも短い在籍期間だったり、

そういう部分の話ではなく、二人から感じるもっと何か別の…

印象や、まとっている空気、佇まいの話。

 

ここから先はめちゃめちゃ肩入れしてる文章になる可能性大だけれど、

この二人や、そしてもう一人のエース田中れいなの姿について一度でも考えてみたことがある人は

どんなもんじゃいと読んでみていただけると嬉しい。

そして読んでみて、共感してもらえたとしたらとても喜ぶし、

「おめーさんそりゃ見当違いだぜ」というのもあったらぜひこの新参者に教えてほしい。

 

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黄金期、みんながみんなモーニング娘。を好きだったころ

わたしが一番好きだったのは、後藤真希だ。

LOVEマシーンという楽曲のロックさに、とてつもないパワーにぶん殴られてテレビにくぎ付けになったわたし。

幼心に焼き付いたのは、当時加入してきた後藤真希の金髪姿。

ちょっと怖くて、でも輝いてて、大人っぽくて、近所では見たことのないタイプのお姉さん。

なんとなくわたしの中で、LOVEマシーン後藤真希が連れてきた」みたいな感覚だった。

彼女の登場の勢いは、楽曲とともにあった。

LOVEマシーンと同時にドカーン!!と出てきた彼女は、ど派手で爆発的で、なんかスゲエ。

当時8歳の普通の少女に衝撃を与えるには十分すぎた。

 

そんな派手な見た目の彼女だけれど、彼女自身の言動もそうだったかといえばまったくそんな記憶はない。

必要以上に大騒ぎしてるイメージも、おしゃべりしまくっているイメージもない。

(そういうのはむしろ他のメンバーのほうが印象に残ってる)

彼女を包んでいたのは、最初から最後まで

「ひとり」のオーラだ。

加入ももちろん一人だったけれど、それとは別に、なんだか「独り」だった。

いくらグループの中にいても、良くも悪くも浮く。

 

この、後藤真希の持つ拭えない「ひとり」感という特徴を思い浮かべたとき、

ああ、鞘師里保もそうじゃないか。

とわたしの中で腑に落ちる何かがあった。

鞘師は9期という仲間たちと加入はしているものの、

もともとのパフォーマンススキルを買われて、何かと「ひとり」だったように思う。

歌割も、立ち位置も、ちょっと他の同期とは別扱いだ。

加入当初から二人ともエースの看板を背負わされ、

おそらくもともと持っている不器用な性格も重なり、ますます「独り」に映る。

きっと当時はがむしゃらに進むしか道はなく、

誰とも共有できない、ある意味ほんとうに「孤独」な想いを抱えることもあったんじゃないか…なんて勝手な想像もする。

 

ここで田中れいなの存在も思い出してほしい。

境遇はまた二人とは違ったものだけれど、

彼女には彼女独特の「ひとり」っぽさがある気がしてならない。

彼女の場合、立場うんぬんよりも彼女自身の性格や考えが前面に出た結果というか、

彼女が「田中れいな」を貫いた結果が大きいとは思うのだけど。

それでもつんく♂さんからの期待値はやっぱりちょっと特別だった気もする。

田中れいなも、派手な見た目と違って案外うるさくないし、人見知りだし、

「みんなと一緒に!」ってタイプではないだろう。

なんなら気も小さいほうなんじゃないのかな?

やーなんか、もう、ちょーロックの定義…!(大好き)

Rockの定義

Rockの定義

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一見、自信があって強いひと。

ひとりで大丈夫そうで、ひとりが好きそうにも見える3人だけれど、

決して「誰か(みんな)といたくない」わけじゃない。

 

兎にも角にも不器用で、本人たちにそんなつもりがなくても

怖そうな、近寄りがたい雰囲気をまとってしまう。

そこに漂う空気が、わたしが彼女たちに親和性を感じる原因じゃないかと思う。

 

そして、そういう子を見つけ出して引っ張り上げてくる、つんく♂という男よ…!

アンテナついてんのかな…つんく♂さん、めちゃ、すごい…(語彙)

 

後藤真希鞘師里保の二人に関しては、

個人的にステージパフォーマンスや歌唱の部分でも通じるものがあると思っていて

ステージに立つ間、本能的に、無心になって歌うような姿を見ると、

単純に「あ、同じ種類だな」「似てんな」って思う。

二人とも、お世辞にも歌唱の技術が飛びぬけて良いとは言えないだろう。

なのに、響かせようという気概が見える。歌い抜くという覚悟が見える。

そして、オーディエンスの熱気を肌で感じ取って、その熱量以上に返してくれる。

目ですべて見ることは不可能だけど、とても、心でファンを見て、想ってくれている。

そんな風に感じるのは、わたしが彼女たちを好きだからかなあ。笑

 

「抱いてよ!PLEASE GO ON 」を3人とも歌ってる事実を知ったときもなんか、ジーンとした。。

 

不器用で、「ひとり」で、思うよりずっと物静か。

それでいて、ステージに立ったら何もかもを一蹴するような強さを持ったこの3人が、むっちゃ好き。

 

なんかもうメンタルが好き。メンタルがタイプ…()

 

この3人が今後同じステージに…なんてことはないのだろうけれど

また新たに系譜を継ぐような人物があらわれることに、わたしは少し期待してみる。

 

抱いてよ!PLEASE GO ON

抱いてよ!PLEASE GO ON

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